"友だち"ではなく"友人"と呼ぶタイプの皆さま
こんにちは
以前したためた拙文の冒頭
これがなにかの陰謀により弊学内で流出し
卒業までの間、「𝓚𝓘𝓢𝓢」を永遠にイジられ続け
今年の3月
同期に「𝓚𝓘𝓢𝓢 野郎」と後ろ指刺され
めでたく卒業いたしました
殺してくれ
今回は脅されたのでブログを書きます
乱文乱筆のほど、何卒お許しください
「温泉行きたい、酒飲みたい」
「あり」
なんて深夜過ぎの雑なやりとりを経て
ぼくと女子大生は旅行に行く事となりました
そこでまぁ色々あったので
それについてシコシコと認めて参ります
今回は女子大生とぼくの他には誰も出ません
遅ればせながら簡単な説明を
女子大生
股は緩くありませんが脳の元栓がユルユル
思ったことをすぐ口に出します
おそらくADHD
あとビジュがメッチャ仕上がってました
アツいぜ
ぼく
おちんちんから生えてる化け物
数週間前に突発的に送られてきた
「温泉行きたいね〜!」
なんて一言にホイホイと付いていくタイプ
以下本文
6月某日
時刻はお昼の12時過ぎ
ぼくは女子大生を迎え入れた車で
高速道路にて法定速度の限界に挑戦していました
借り物の車でイキリ散らかすという初手から
エグいプレミをかましてしまいましたが
まぁ最たるコトではありません
15分に1回は車から
「速度超過です」や「急加速です」などの警告が
飛んできますがコレも瑣末な事柄でございます
無視のちアクセル
道すがらのコンビニで酒をしこたま購入し
なんだかんだ無事、目的地に到着しました
ここはとある港町
美しい水平線と離れ島
そして穏やかな街並みがある
旅行にはうってつけの場所でした
海と山に囲まれたこの街は
都会の喧騒に息苦しさを感じる僕にとって
とても素晴らしい時間を与えてくれることでしょう
強いて言うのであれば
死ぬほど雨が降っていたことでしょうか
主に鄰の雨女のせいで
雨音は都会の喧騒に負けないくらいウルセェし
水平線は曇り散らかしてて見えねぇ
離島に至っては「マボロシしま」状態でした
ですがご安心下さい
なんら問題は御座いません
今回の主目的は「酒」「温泉」
この2つです
現代社会の荒波に立ち向かう女と
それ程、波がシケっている訳ではないのに
溺れかけている男が
湯治によって心身を癒し
異常な量のアルコールを摂取
そうして泥酔、爆笑をする
本日はそう言った会なのであります
なんだかんだで我々は本日のホテルに到着
気付けば時刻は夕方5時を過ぎています
今から温泉に入れば、あがる頃には
宴をするにはもってこいの時間となります
先延ばし癖がエグい我々も流石に今日ばかりは
約1時間と言う驚異的短さの先延ばしタイムで
温泉へと向かいます
互いにゆったりとしすぎた様で
2人とも風呂から上がる頃には
外はすっかり暗くなってしまい
雨も先刻より、かなり弱まっていました
着いたばかりではまともに見えなかった港町は
どこか温かな街あかりを灯し
水平線と夜空はその境界線を朧げにしています
目がくらむ様な派手さや眩さはありませんが
どこか郷愁的な夜景をぼくらは眺めていました
稚拙が過ぎました
洒落臭ェ
乾杯
互いに握りしめたグラスには
5倍希釈の割材を1:1で割ったレモンサワー
我々の地獄飲酒会はこうして
開戦と相成った訳です
酩酊なんぞ遥か昔に通り過ぎたころ
急にナンジャモンジャゲームが始まりました
ナンジャモンジャゲームが何かですか?
ちょっとくらい自分で調べる努力とかしたら?
「え〜コレ何??wwwwww」
「 下仁田」
「wwwwwwww」
「うわコイツなんでしたっけwww」
「え〜っと...アッ‼︎ "なり損ないシースルー"!!!!」
「ギャハハハハハwww」
「「うんこ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎」」
(𝑩𝒊𝒈 𝑳𝒂𝒖𝒈𝒉...)
それはもう地獄でした
止まらない身内ノリ
終わった品性大爆笑
空き瓶,空き缶,空き割材...
飲むと記憶が不鮮明になるぼくですが
今回ばかりは自身の忘却癖に感謝するばかりです
ですがそんな飲酒記憶カス野郎でも鮮明に
思い出せる出来事があるのです
こっから本編
「ねぇ聞いてww 今日めっちゃ下着エロいww」
そう笑いながら目の前に座る彼女は
浴衣のすそを捲りあげました
レースがあしらわれたエンロい下着が
ぼくの目の前にコンニチワ!!しています
どうやら対面は先2墓地サガ落ちを思わせる
夜戦の理想的な初動をブチ決めたようです
(ちなみに現代デュエルマわかんな過ぎて有識者に聞きました)
いまさら下着を見せられたくらいで
ちんちんを
しかし浴衣の下にエロ下着(𝑃𝑖𝑛𝑘 𝐶𝑜𝑙𝑜𝑟)を
着用してるとなれば話は別です
よくお考えいただきたい童貞諸君
目の前にいる泥酔気味のビジュ良し女
それがエロ下着を身につけているその事実を
ぼくにカミングアウトしてきたこの状況を
エロすぎる...あんまりにエロすぎるっ...
ですがこの百戦錬磨にして
「顔がキモいから対面座位はイヤかな...(笑)」と
過去ヤッた女8割から言われてきたこのぼく
そんじょそこらのルーキーとはひと味違います
「なにそれ馬鹿エロいじゃないですかwww」と
相手のテンションを読み切り
一笑に付す一言を放ちました
ここで攻めの姿勢を見せるのは素人のやる事
この酔い方でしたらまだまだ
エロのチャンスはありますとも
一体なにを焦る必要がありましょうか
泰然自若たる構えで待つ
ただそれだけで良いのです
ただそれだけのコトで
ぼくはエロにありつくことができるでしょう
時刻は深夜12時過ぎ
ぼくらは互いの床に就いていました
おや?
エロはどこでしょうか?
私はこの女と懇ろになりたいだけですのに
なぜ女の隣で寝んごろりんしてるのでしょうか?
そういえば、場の雰囲気に胡座をかいたぼくは
自分から何も行動することなく
「眠くね?!?!寝よ!!!」
「ねる!!!!」 と...
己が手でこの状況を作り出してしまったのです
我ながら何という失態
矢張り自身で何も行動を起こさないと
人生というものは無情に流れるに過ぎないのです
おい聞いてるかオタク
お前のことだぞ
ぼくはそんなオタクとは ""違います""
余談ですが昼前の休憩中に
社用車の助手席でこんなもんを
書いてる自分に耐えられなくなってきました
まだ行けるな
正直なところを申し上げますと
ぼくらは理性も倫理も
忘れ去るくらいにはベロンベロンでした
ぼくは鄰の布団に這わせます
2人には狭すぎる寝床
霧雨が入るからと今さっき閉めた窓も
体が冷えるからと1時間くらい前に切った空調も
ただ同衾するぼくらの体温を上げていきます
目を合わせずとも
手に触れれば握り返され
足がぶつかれば絡み合わせる
コレはSEXの流れ
僕らは今晩マジンガーZになる他ありません
(水木一郎氏へ哀悼の意を込めて)
さァ〜て後はハメ散らかすだけです
こっから流れでパイルダーオン(隠語)すれば
もうそれで僕の人生はアガリです
ありがとう、どうもみんなありがとう
ここでぼくは本SEX導入の文言を口に出します
そのはずでした
ですがぼくの口から漏れ出た言葉は意外にも
「...先輩はどうしたいですか?(小声)」
チキったワードでした
この期に及んで痛恨のミス
まさか後一歩のトコで
日和ってる奴がいるでしょうか?
いました
ぼくです
前も似たようなミスしてね?
これ万に一つでも相手が断ったとしたなら
My Sonはどこに納棒(ちんちんを膣に挿入するの意)
すれば良いのでしょうか
思い返せば自分が主導権を握ったスケベなぞ
片手があれば事足りる回数しかありません
そんなぼくにとって
「
なんてモノはあまりに言い難い言葉だったのです
また私は失敗をしてしまった
ADHD特有の勝手な思い込みにより
セルフ敗北をビンビンに感じていたその時
ぼくの胸元に顔を埋めていた彼女は
耳元へ顔を寄せこう囁きました
「それ...私に言わせていいの?」
わ〜お
こんないい女、実在したんですね
ぼく、びっくり
こんなことを女に言わせては男が廃る
そもそも廃りきってる気もしますが
もう知ったこっちゃありません
ほくは性欲以外の全てを振り絞り
素直な想いを伝えることにしました
なんなら我慢汁くらいなら
出てしまうのもやぶさかではありません
思いの丈が声ならぬ声で漏れ出します
「..........ヤリたい」
「ヤリたいです...」
「SEXがしたいです.....ッッ😭」
溢れた心は、ただ肉欲だけでした
「キモw」
はいおしまい
おつかれ
彼女はぼくをそう嘲ったあと
暑苦しい掛け布団を投げ捨てました
それは2人の夜を包む為のものだったはずです
失望に塗れる我が肉棒はパンパンです
そんな不躾なものを持つぼくの上に
はだけた浴衣の彼女は跨りました
窓から薄明かりが四角く映る布団の上
夜目が効いてきたぼくの視界には
垣間見えるエロ下着しかありません
幻想的と表そうにも
この夜はあまりに熱すぎます
この火照りは蒸し暑さのせいでは
ないことくらいぼくらはわかっていました
「しょ〜がない」
まだ酔いが醒めないまま
彼女はイタズラに笑います
「酔っ払った変態に襲われてあげる」
そうです
この人のノリが良いトコが大好きだったことを
僕はいま、思い出しました
いつもつけっぱなしの
スマホアラームが鳴り響く朝
空を見ると昨日の雨が嘘のように
晴れ上がってました
女にも雨女にも私は勝利したのです
オチないよ
おちんちんはありましたけど(笑)
では
終
制作・著作
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ⓀⓀⓀ